何をしたらどのくらいMVが重くなるの? まとめ

これまでに分かったことをまとめていこう。

数回に分けて調査を行ってきた。まだまだ調べが不足している点、考察の足りていない点が多かろうが、これらの一連の事柄に相当程度の時間を使ってしまった。そろそろ本編制作に戻りたいので、このあたりで一区切りとしようと思う。

解像度:重さとの関連は確認できず

まず、解像度の違いは、マップ上で静止している限りにおいて、MVの重さとは関係がなかった。突発的な負荷上昇の発生率など、時間を掛けて調べないと何も分からないことが見つかったが、FPSの数値上の変化は何もなかった。

もちろん、マップを動き回るときは、また新たな変化は見られると考えられるが、マップの移動中は多くの処理が走るため、どこが重いのかを調べるのは容易ではない。本格的に調べてみたいとこではある。

並列処理: 重さとの関連は確認できず

次に並列処理だが、こちらも特に関係はなかった。文字通り、イベントの内容によりけりだ。重い処理を行っている場合、別に並列処理だから重いというのではなく、イベントそのものが重いためである。

具体的にどのイベントコマンドが重いかという視点については、正直なところ、そのコマンドの使い方次第のためコマンド毎の調査は割愛したい。重いコマンドを羅列した所で役立つとは思えないからだ。

イベント:内容次第なので調べようがないが……

一つだけヒントを書くとしたら、イベントコマンドの「上級」カテゴリの「スクリプト」は全般に重くなる可能性が高い、と記しておこう。「スクリプト」を使ってはいけない、という意味ではなく、使う回数をできる限り減らそう、という意味だ。FPSに直接影響することもあるから侮れない。

プラグイン:重さの原因である可能性が高い

プラグインは、MVの重さに対して大きな影響があると考えて良いだろう。むしろ、MVの重さを決定づけているのは、プラグインに何を使ったかということだ。プラグインがほとんど入っていない(デフォルトの)素のプロジェクトと比較して、導入することで重くなるプラグインもあれば、軽くなるプラグインもある。

もちろん、大多数のプラグインは、重さにほとんど影響しないということも記しておきたい。影響があるのは、一部のプラグインに限られる。とはいえ、重くなるプラグインが一つでも含まれていると、ゲームの画面は重くなってしまう。

ゲーマーにとって、その辺りの事情は知ったことではなく、全ては制作者の取り組み次第、となるのは致し方のないところだ。 でもプラグイン山盛りとかしなければ、MVも軽いままだろうし、まあ騒ぐほどでもないか……。

今日はここまでにしておくです

END

  1. MVのゲームの重さの正体は?
  2. 解像度編
  3. 並列処理編
  4. プラグイン編
  5. プラグイン編(おまけ)
  6. 光源システム編
  7. まとめ ★

ツクールフォーラムアドベントカレンダー Advent Calendar 2018