力加減がおかしい

ワールドマップ(ドット絵)の完成が近付いてまいりました。進み具合は、全体の9割くらいでしょうか。

高解像度版 ワールドマップ

ワールドマップ

ドット絵と呼ぶにはドットの数が多すぎる気がします。

前回お見せしたマップと比較して、気候区の修正(描き直し)、精密化(大雑把に塗り分けられている荒い部分を、より細かなドットで描き直す)、右端の小さな大陸の移動などが行われています。

気候区を設定するには相当沢山のことを同時に考えていますので、中途半端なところで作業を止めると後に再開したときに描き方を忘れてしまうおそれもあります。そのため、ワールドマップは一通り描ききってから次の工程に進みたいと考えております。

ワールドマップは一つ完成させればそれでこの工程は完了ですので、それを考えたら何百時間掛けても惜しくはないですね。この完成度なら10年は戦えるでしょう。

この記事に載せている画像はワールドマップのレイヤーのほんの一部です。

実際は記事の画像の内容以外に、縮尺、日射量、鉱床、都市、町、集落、施設、大陸区分、地名、国名、国境検問所、外洋の航路、街道、人為的国境(条約)、人為的国境(係争中)、自然国境、大気、海流、深層の海流、モンスター支配地域を示すレイヤーがあります。これらの内容が決まっているということです。

その結果、ゲームに登場する全てのエリアマップの位置情報と気候が確定します。これらは整合性をとる上で非常に重要です。さらに、離れたエリア同士の時差も確定します。

時差が発生するほど遠くへの移動はさせない可能性もありますが、球体の世界なら時差は必須に近いでしょう。日本人制作のフリーゲームで時差が考慮されないことが多いのは、やはり自国の領土内に時差がなく馴染みが薄いためでしょうね……。

最終的にゲームとして何を表現して何を省略するのかといった考慮は行われると思いますが、設定上は省略されることなく作られています。力加減がおかしい。

 

おまけ

ワールドマップの右端(東の最果て)の小さな大陸は、「日出国」(日出ずる国)です。

日出国は作中に名前しか登場しませんので、マップをいくらでもお見せすることができます。やったね!
※日本ではありません。架空の国家です。

この国がどうなろうが作中のシナリオに一切影響しませんので、都市名はふざけて作りました。この読み方は自分でも絶対忘れると思ったので、フリガナ付きです。本当に余興しかないな、この国は。