回転させたりして遊んでください

実際にRPGツクールに組み込むマップのことではなくて、その前の段階として、国家や都市やダンジョンの配置などを決めるための企画、設計段階のマップを作成すると思います。

RPGツクールのゲーム制作において、今も昔もマップの作り方のノウハウにそんなに大きな差はありませんが、昔はとても難しくて、今なら簡単にできることがあります。Google Earth Proの活用です。

 

1. 正距円筒図法でマップを描く

個人的にはCLIP Studio PAINTがオススメ(実際これで描いている)。Ps(Photoshop)でも良い。

透過はしない。全部塗ります。まだ描きかけなら、ベースレイヤーとしてベタ塗りでも入れておく。

描いたらPNGファイルにエクスポートする。描きかけでも良いです(あとから何度でも差し替えできる)

2. Google Earth Proを起動する

まだ持っていないなら、Googleの配布元サイトから入手してインストールしてください。Pro版も無償です。

3. 「イメージ オーバーレイ」を追加する

「リンク」に先ほどのPNGファイルを指定します。「場所」はあとから調整しますが、最初はいじらなくて良いです。PNGファイルの置き場所は重要で、これから何度も使いますので、置き場所を決めたら変えないことをオススメします。

4. イメージの位置を調整

イメージの枠線を掴んで引き延ばすことができます。地球の全域をカバーするように引き延ばしてください。このとき、マップにおけるグリニッジ子午線の位置が決まるので、こだわる場合はこのタイミングで調整します。あとで簡単には直せないです。

5. 「イメージ オーバーレイ」のプロパティを開く

「場所」タブを開き、次のように調整します。

北: 90° 0’0.00″N  東:180° 0’0.00″E
南: 90° 0’0.00″S  西:180° 0’0.00″W
回転:0.0000

6. 完成!

地球を回転させたりして遊んでください。平面では気付かなかったマップの欠点とかも見えてきたりします。

7. よく見ておきたい点

極(北極と南極)の描写は失敗しやすいので、地球を回転させて見ておくことをオススメします。

慣れても極の近くは描きづらいです。正距円筒図法で描いていると、どうしても極はぱっと見で予想が付かないものになります。しかし、正距円筒図法は後々つぶしが利くので、ほかの図法でマップを描いていくやり方はちょっと思い付きません。

極から遠いところは歪みはそれほど気にならないですから、正距円筒図法で描いた配置図から、そのままRPGの組み込み用マップを作っても問題ないかと。最初から極付近でのお話がメインというなら、ちょっと考えた方が良さそうですが。

8. PNGの更新

元のマップを修正したときは、PNGファイルを上書きで置き換えてから、保存した「イメージ オーバーレイ」の右クリックメニューの「更新」を選ぶと画像を差し替えることができます。もしもPNGファイルのパスが変わってしまったら、リンクを設定し直せば差し替えできます。

 

ワールドマップ(物理) ※描きかけです

 

9. 補足

自由に移動できる「ワールドマップ」という概念は諦めましょう。その世界が円筒形のワールドでないならば。ぶっちゃけ標準機能だと無理ですし、スクリプトを追加して何とかしようとしても困難の多さに対して実入りが少なそう。

地球を回転させて遊んでいると、RPGツクールのワールドマップというものが、いかに古典的な存在かということに気付かされます。移動可能な範囲を制限すれば作れなくはないのですが、ワールドマップと呼ぶからには星全体を移動したくありませんか? 私がプレイヤーなら移動したいです。

10. お遊び編

フライトシミュレータを起動して、描いたマップの上空を飛行します。プレイヤーは多分そんな感じの移動はできないと思われますので、制作者だけの楽しみです。……ホントに移動できたら面白いけどね。

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