異世界の気候を考えてみた

異世界ファンタジーRPGの世界(つまり異世界)があったとしよう。

そこに適当な町を作ったとしよう。

その町の人々がどうやって暮らしているのかは、考えておいたほうがいいだろう。毎日ぶらぶらと歩き回っていて実は何もしていない、というわけにもいくまい。

中世ファンタジー風の世界ということは、生活のかなりの部分を農業に頼っているはずだ。あるいは、放牧をしているのかもしれないし、狩猟中心の生活なのかもしれない(なぜ町に定住を?)。海に面した地域なら、漁業が主力産業になっているのかもしれない。RPGということで、モンスターを狩ってきて食糧にしている可能性は無きにしも非ずだが、そういうのはひとまず置いておく。

決めなくてはならないのは、少なくとも次の4つだろう。

  • 地軸の傾き
  • 地形(陸地と海洋の境界、平地と山地の区分)
  • 海流(潮の大きな流れ)
  • 大気の大まかな区分(低圧帯か、高圧帯か)

ほかにもたくさんの要素が重なってくるが、考え始めるとキリがないので上の4つに絞っておく。

地軸の傾き

傾いていないと、他に特別な理由がない限り、季節の移り変わりが存在しないということになってしまう。そうなると実際の中世の世界を参考に出来なくなり、その後の設定構築が滅茶苦茶大変なので、地球と全く同じように傾いていると考えるのがベターだろう。

もう地球でいいじゃん、という指摘はあるかもしれないが、異世界というのが大事なので、地球ではありませんという設定は死守しておきたい。

地形

異世界ファンタジーRPGを制作する場合、自然と作り始めるのが、この地形だろう。地形が決まっていないと物理的にRPGのマップを作ることができない。

海岸線を引くのはもちろん、平地なのか山地なのかも大事なところ。山地に町というのも地球では珍しくも無いだろうが、RPGで訪れる町は、なるべく平地にしておいたほうが無難ではなかろうか。

標高の高い山を作ると、気候帯が変わってしまうので注意が必要だ。とはいえ、見渡すかぎり平地しかない大陸というのも作りづらい。そんな大陸は地球には存在しないからだ。異世界とはいえ、あまりにも確率の低いものは避けたほうがいいだろう(そもそも人が住める惑星という時点で、猛烈にレアな存在なのだ)。平地のみで構成される大陸というのは、一体どうやったら存在できるのか説明がつかないぞ。

海洋と陸地の比率も気にしておきたいところ。海洋の割合が少なすぎると、地球のような気候帯に分かれるかどうかも怪しくなってくる。地球の場合、海洋71%、陸地29%なのだけれど、海洋をかなり広めに確保しないとこの値にならないので、難しいところだ。

海流

地形が決まれば海流を決めることができる。ある程度、ルールが決まっているので、地形に比べたら海流を決めるのは楽である。むしろ、海流が狙ったとおりに引けないので、地形を修正したくなるかもしれない。

海流を十分に引けないと、地球に似た気候の変化を作ることができないので、金星や火星のような気候(?)になってしまうかもしれない。それほどに水は重要だ。

ちなみに海流とは別に「深層の海流」も、気候に大きな影響を与えるようだ。実際はこの流れも決定しているが、記事で紹介するワールドマップでは省略させていただいた。

大気

場所は大体決まっている。地形その他の理由により、蛇行することがある。

緯線に沿ってぴったり綺麗に直線的に、というのは地球でもなかなか見られず、やはりここは少しだけ蛇行しているとリアリティがある。ぐねぐねと蛇行させる必要はないが。

この大気の区分が決まると、気候帯がほぼ確定する。

  • 赤道低圧帯
  • 中緯度高圧帯
  • 高緯度低圧帯
  • 極高圧帯

「赤道低圧帯」は基本的に赤道に沿って引いてしまえば良い。蛇行させるとしたら何か理由が必要だ。低圧帯ということで、おおむね湿潤な気候となる。

「中緯度高圧帯」は、赤道低圧帯で上昇した大気が降りてくるところだ。緯度20度~30度付近になる。私が考えた異世界は地球よりもサイズが小さいため、その緯度で降りてくるのか迷うところだが、コレがないと全く未知の気候になってしまうので、何らかの理由で同じ緯度で降りてくると考えた。惑星の大気循環のシミュレーションは行わなかった、というのが今回の手抜きポイントだ。費用も期間も大変なことになりそうなので諦めたのだ。この辺りで手抜きをしておかないと、完成しなくなってしまうからな。(海流と大気は、どうやっても手抜き不可能だった)

「高緯度低圧帯」は緯度60度付近に作られる低気圧の素みたいなものだ。緯度60度に必ず存在するというワケでもないらしい。一応線は引いておいて、使うかどうかは気候帯を考えるときに決めたら良いだろう。実に都合のよい低圧帯だ。

「極高圧帯」は北極と南極に存在する高気圧だ。図では省略してしまった。極は描きにくいのだ。

 

気候の素となる要素を描き加えたもの

異世界ファンタジーRPGのワールドマップ
ワールドマップ

 

Google Earth 版

異世界ファンタジーRPGのワールドマップ(Google Earth 版)
ワールドマップ(Google Earth 版)

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